1911年創業の水産・食品大手。漁獲・養殖から加工・販売までの一貫体制を持ち、家庭用・業務用冷凍食品やEPAなどのファインケミカルを展開します。海外所在地売上高比率は41.2%で、2026年3月期に営業利益404億円と過去最高を更新しました。
水産事業、食品事業、ファインケミカル事業、物流事業の4事業を展開します。水産事業では漁獲、養殖、加工、販売までを一貫して担い、サーモン、ブリ、クロマグロなどを手がけ、完全養殖の「黒瀬ぶり」は出荷の100%が人工種苗です。食品事業は家庭用・業務用の冷凍食品、缶詰・びん詰、フィッシュソーセージ・練り製品などが柱。ファインケミカル事業は40年以上の研究実績を持つEPA(高度精製魚油)が中心です。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアを通じた一般消費者向けの家庭用商品と、外食・中食・給食などの事業者向け業務用商品の双方を展開し、加えて製薬会社や健康食品メーカー向けにEPA原料を供給します。魚を余すところなく使い切る発想が特徴で、加工の過程で生じる魚粉や魚油も有効活用します。28ヵ国にグループ企業を持ち、北米・欧州を中心に現地で調達・加工・販売を行う体制を築いています。
国内水産・食品業界の大手の一角です。2026年3月期は連結売上高9,312億円(前期比5.1%増)、営業利益404億円(同27.2%増)と初めて400億円を超え、過去最高を更新しました。セグメント別では食品事業が売上高5,009億円・営業利益296億円、水産事業が売上高3,801億円・営業利益177億円、ファインケミカル事業が169億円・8億円、物流事業が166億円・24億円です。海外所在地売上高比率は41.2%に達しています。
長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」で2030年に売上高1兆円以上、営業利益500億円以上、海外所在地売上高比率50%を掲げ、2025年度からの中期経営計画「GOOD FOODS Recipe2」を実行中です。ROIC評価に基づく事業ポートフォリオ強化のもと、養殖事業、ファインケミカル事業、北米・欧州を中心とする海外マーケットに経営資源を集中します。新卒採用は総合職(全国各地および海外勤務)と技術技能職(八王子総合工場、姫路総合工場、安城工場など)に分かれます。
経営理念(使命)は「水産資源の持続的利用と地球環境の保全に配慮し、水産物をはじめとした資源から、多様な価値を創造し続け、世界の人々のいきいきとした生活と希望ある未来に貢献します。」です。創業時から受け継ぐ「使命感」「イノベーション」「現場主義」「グローバル」「お客様を大切にする」の5つの遺伝子をコア・バリューとし、これらから多様な価値を創造して事業を通じた社会課題の解決に取り組むことをパーパスとして掲げています。
求める人財像は「変革を厭わずチャレンジ、行動し、お互いが自由闊達に議論する事で、新たな価値を創造する人財」です。具体的には、現状に満足せず自ら考え行動する「主体性」、協力して新しいものを創造する「変革」、変化を恐れず果敢に行動する「挑戦」、自由闊達な風土を築く「共創」、やり切る力である「完遂」の5つを重視しています。人事責任者は、困難な状況でも完遂する力を期待しつつ、挑戦は一人で背負うものではなく多様な仲間との共創と失敗からの学びが前提だと述べています。